病気と遺伝の関係は、まだ全ては分かっていません。
しかし、病気になるやすい体質は遺伝するので、病気になりにくい生活習慣と環境を整えておくことが大切です。

家族に痛風患者がいるときは要注意

昔から、痛風は遺伝すると考えられてきました。
まだ詳しいことは分かっていませんが、いくつかの遺伝子を含む領域が痛風を起こしやすくしているという報告があります。

欧米では、痛風が遺伝している家系が確認されているようですが、日本では、明らかに遺伝が原因と考えられる痛風は、患者全体の約8%といわれています。
実際、何世代にもわたって痛風を発病している家族もありますが、遺伝だけでなく、生活習慣も関係している可能性があります。

痛風が遺伝する、と言われる背景には、家族が同じ生活環境のもとで長く暮らすことから、一人ひとりが痛風になる共通の因子を抱え込みやすい、ということがあります。

つまり、痛風の原因となりやすい食事を続けていれば、家族全員の痛風発症率が高くなり、遺伝的素因との区別を難しくしています。

したがって、痛風歴のある、なしに関わらず、家族に痛風患者がいる30歳以上の男性は、定期的に尿酸値の検査を受けることをおすすめします。

現在、生活習慣病と遺伝子との関係の研究が進んでいます。
やがて、どの遺伝子に異常があらわれると痛風になる、というメカニズムが解明されることでしょう。

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