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血液検査や尿検査で痛風や高尿酸血症であることが分かると、注射器によって関節から関節液や結節の組織を採取し、顕微鏡で白血球や尿酸の結晶を調べてから診断することがあります。

最終的に痛風を診断する検査

関節に炎症を起こす病気には、偽痛風やリウマチなど、痛風の他にもあるので、最終的に痛風と診断するときに、関節穿刺法を用いることがあります。

関節穿刺法は、痛風発作を起こした患部の関節液を注射器の針を刺して採取し、顕微鏡で関節液の中にある白血球の性状を調べて、原因が痛風であることを特定する検査です。

痛風の発作は、関節部分などに尿酸が蓄積してできた結晶を、白血球が排除しようと攻撃をしかけるために起こります。

ですから、関節液の中に尿酸を貪食した白血球(多核白血球)が見つかれば、その炎症の原因が痛風であると判定できるわけです。

この検査は、ただでさえ激しく痛む患部に採取針(注射針)を刺すので、患者にさらに苦痛を与えることになります。

したがって、実際に施行できる例は限られますが、関節穿刺法は、痛風であることを判定するための、最も確実で手っ取り早い検査法です。

なお、患者に痛風結節ができている場合は、その組織を採取して調べる痛風結節生検が行われます。
採取した細胞組織を顕微鏡で調べ、尿酸の結晶が見つかれば、痛風発作と判断します。

結石の検査

血液検査や尿検査により、痛風と診断されると、発作を起こした患部の状態を調べるために、X線検査や超音波検査が行われます。
症状によっては、さらにCTやMRI検査を行います。

X線検査

X線検査によって患部の関節を撮影し、炎症の原因を探ったり、関節の骨が破壊されていないか、変形が起きていないかなどを調べます。

また、腎臓や尿路にある結石を調べることができますが、尿酸が主成分の尿酸結石はX線を透過する性質があるので、単純X線検査では撮影できません。

この場合は、造影剤の点滴をしてから注入して、X線撮影を行います。

結石が小さい場合は、水分を多くとって流し出すようにしますが、結石が大きい場合は、手術によって除去するか、砕石療法を行うことがあります。

超音波検査(エコー)

超音波検査(エコー)は、体内に向けて超音波を発振し、臓器や体内の組織に反射して戻ってきたエコーを画像にして検査する方法です。

痛風の検査では、患部に尿酸結晶がどれくらい蓄積されているかを知ることができます。
また、尿路結石の有無も分かります。

痛風が原因でできる尿酸結石はX線を透過しますが、超音波検査で調べることができます。
超音波検査で調べることができます。
超音波検査を、初診時に血液検査や尿検査と一緒に行う病院が増えています。

腎機能検査

腎臓などの臓器や体に異常があると、尿の成分のバランスが変わったり、有害な成分が含まれるようになります。
それらの成分の量や種類が調べると、体のどこに異常があるのかが分かります。

腎臓は、障害が起きてから機能が正常時の約1/3まで低下しないと、自覚症状が現れません。
ですから、高尿酸血症と診断された人は、早急に腎臓の検査を受ける必要があります。

尿タンパク検査のほかに、腎臓の検査で重要なのは、BUN(尿素窒素)やクレアチニンなどの数値です。

これらが異常値を示すと、腎臓の機能障害はかなり進行していると考えられます。

BUN(尿素窒素)

BUNは、血液中の尿素窒素のことで、体内で使われたタンパク質が分解されてできる老廃物です。
正常な場合は尿と一緒に排泄されますが、腎機能に異常が起きると尿素窒素をろ過できなくなるので、血液中の濃度が高くなります。

正常値は、8.0~20mg/dlです。

クレアチニン

血液中の成分で、筋肉内でできる老廃物です。
腎機能が低下すると、血液中のクレアチニンが増加します。
血清クレアチニン値は腎機能障害が進行すると上昇します。

尿タンパク

尿中のタンパク質の量を調べる検査です。
通常、タンパク質は腎臓の糸球体でろ過されて尿の中に出ますが、そのほとんどが尿細管で再吸収されるので、尿中にはわずかしか排泄されません。
しかし、腎臓に障害が起こると、尿中に多量に出ることになります。

正常値は、陰性で、1日あたり100mg以下です。

尿潜血反応

尿に、血液が混じっていないかを調べる検査です。
腎臓や尿管、膀胱、尿道に異常があると、尿に赤血球が混じる事があります。

結石があると、尿潜血が陽性になることがあります。

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血清クレアチニン

血清クレアチニン濃度検査は、血液を採取して、そのなかに含まれているクレアチニンと呼ばれる、体内で使われて残りカスとなったタンパク質の量を測定することで、腎臓の働きを調べます。

通常、血液中のクレアチニンは、腎臓でろ過され、一定の量が尿として体外に排泄されます。
しかし、腎臓の機能が正常に働かないとクレアチニンが十分にろ過されないので、血液中のクレアチニンの濃度が上昇します。

血清クレアチニンの濃度が基準値を超えて高い場合は、腎臓に機能障害が起きていることが分かります。

血清クレアチニンの基準値は、次のようになっています。(単位はmg/dl)
・0.8~1.4=腎機能はほぼ正常。
・1.5~1.9=腎機能はやや低下。高血圧管理などの治療は必要。
・2.0以上  =さらに腎機能の障害が進行。
・6.0以上  =腎機能障害がかなり進行した状態。人工透析が必要になることもある。

しかし、血清クレアチニンの検査は1回だけの採取で診断を下すため、特に高齢者は信頼性にやや問題があります。
より軽度の腎障害を発見するための検査としてクレアチニンクリアランスが行われることがあります。
これは、腎臓のろ過機能を調べる検査です。

尿沈渣

尿沈渣は、尿中にある血液の成分(赤血球、白血球など)や、細菌、尿酸結晶などを顕微鏡で調べる検査です。

痛風の合併症の一つに、尿路結石があります。
尿が濃くなると、腎臓にある尿酸が凝固して結晶ができやすくなります。
こうしてできた結晶がだんだん大きくなって結石となり、尿に流されて尿路をおりてきます。
実際の結石の成分はさまざまで、尿酸のみではありません。
結石が小さい場合は、そのまま膀胱に入って尿道から体外に排出されますが、結石が大きくなると、腎臓の中の尿管、尿道などに引っかかって、痛みや血尿の原因になります。

尿沈渣の検査で、尿の中に尿酸の結晶が見つかったり、赤血球などの血液の成分が多いときには、尿酸結石が疑われます。

痛風や高尿酸血症の治療では、尿酸が1日にどれくらい尿とともに排泄されているかを知るために、1日に排泄された尿をためて尿量を測り、尿中の尿酸の総量を算出します。

1日の全尿量と尿酸排泄量

尿酸は毎日体内で作られ、汗や便、尿と一緒に体外に排泄されますが、その2/3は尿と排泄されます。
したがって、尿をためてその中の尿酸量(濃度)を調べれば、体内でどのように尿酸が生産されているのか分かります。

しかし、尿の量は、摂取した水分の量や発汗の量、運動量などによって変化するので、排泄される尿酸の量も多くなったり少なくなったりします。
そのため、1回に排泄された尿を調べるだけでは、体内で生産されている尿酸量を知ることはできません。

そこで、1日に排泄された尿を全てためて、その中の尿酸の量を測定すれば、1日の尿酸の生産量が分かります。
排泄された尿酸の全量は、次のような式であらわされます。

尿酸の排泄量(mg)=尿酸濃度(mg/dl)×尿量(dl)

水分を多めにとっている成人の痛風患者の1日の排尿量は、2~3ℓほどあるので、自宅でためた尿をすべて病院に持って行くことは大変なことです。

以前は、ポリバケツなどの容器に1日分の尿をためて(蓄尿)、その全量を記録し、それから棒などで容器の中の尿をよくかきまぜ、約10mlを小ビンやビーカーなどに採り(採尿)、全量の記録とともに病院に持ってきてもらっていました。
残りの尿は捨てます。

現在は、毎回の尿の一部を一定の割合で分ける容器を使用するよになりました。(●丸リンク)

医師は、この約10mlの尿の尿酸濃度を測定し、尿酸の全量を求めて痛風かどうか診断するときの参考にします。

この検査で尿酸の排出量が多いときは、痛風結節や結石、腎臓障害などが疑われます。
また、痛風と診断されたときには、そのタイプが排泄低下型か過剰生産型かを知ることができます。

尿の全量をためる容器は、最近では使い捨てのビニール袋に尿量が分かるようにメモリが印刷されたものや、1回の排尿量の1/50を蓄尿できる携帯用の容器など、便利な製品が市販されています。

バケツなどに尿をためて採尿を行ってもかまいませんが、採尿を簡単にしたい方は、このような市販品を利用すると便利です。

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痛風の合併症で一番恐ろしい、と言われているのが腎臓の機能障害です。
また、痛風の前に腎臓病になっていると、尿酸がうまく尿中に排出されないので、痛風の症状の悪化を早めます。

腎臓の働きを調べる

尿中の尿酸の量を測定して、腎臓の働きを調べます。
また、尿中尿酸量検査と、血清クレアチニン濃度検査によって、患者の痛風が排泄低下型か過剰生産型かを判定します。

1日に排泄される尿酸の約60%は腎臓で血液からろ過され、尿と一緒に排泄されます。
残りは、消化管や肝腺から排出されます。

尿酸の量が増えすぎると、尿に溶けきれない尿酸が腎臓に付着するので、腎臓障害を引き起こすことがります。
また、腎臓に慢性腎不全などの疾患があると尿酸が十分に排泄できなくなり、尿酸値が上がって痛風や高尿酸血症になることがあります。

痛風になると尿のpH(ペーハー。酸性度)は低下します。
酸性度が5.0~5.5という数値だと、尿アルカリ化療法が必要です。

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血清には、病気におかされた細胞組織が血液中に放出する物質が含まれています。
血液検査でそれらの成分を分析することによって、病気の原因や症状の進み具合を知ることができます。

尿酸値の測定は、痛風を診断するときの基本的な検査項目です。

これは、血液を採取して自動成分分析器にかけて血清を分離し、血清中の尿酸の量を測定します。
尿酸値が基準を超えていると、高尿酸血症と診断されます。
高性能の測定器が開発されているので、検査は短時間で行われます。

尿酸値は、1dlの血清中に尿酸が何mgあるかを数値で示したもので、7.0mg/dlを超えると高尿酸血症と判定されます。

しかし、尿酸値は常に一定の数値を示すとは限らず、年齢や性別、その日の体調、前日の食事や飲食の内容、運動量などによって変動します。
また、アスピリンなどの抗炎症薬や利尿薬を飲んだあとには、尿酸値が上昇します。

尿酸値は、毎日一定の幅で微妙に変化しています(生理的変動幅という)。
1日あたりの変動の幅はごくわずかですが、1週間、1ヶ月という時間のなかでみるとかなり大きく動くことになるので、正しい尿酸値を把握することが難しくなります。

そのため、尿酸値の測定は、1回だけではなく、日をかえて同じ時間に3回ほど調べ、その平均値をとってその人の尿酸値とするのが一般的です。

数回にわたって測定した尿酸値の平均が7.0mg/dl以上の高い数値を示す場合、高尿酸血症と診断されます。

痛風の検査は、尿酸の状態を調べるための血液検査と尿検査から始まります。
病気の原因やメカニズムを理解していると、検査や治療の内容がよくわかり、病気の回復も早くなります。

痛風の診断基準

痛風であるかどうかを診断して、治療するために行う検査は、次の3つです。

①痛風であると診断する検査
②尿酸値と高尿酸の原因を調べる検査
③痛風の合併症を調べる検査

痛風の診断のために行う検査には、一般的に「痛風診断基準」が用いられます。

これは1977年にアメリカ・リウマチ協会(ARA)が提案したもので、痛風であることを判定する基準として、ABCの3つの基準が設けられています。

A 尿酸結晶が関節液中にある
B 痛風結節に尿酸結晶がある
C 次の11項目のうち、該当するものが6つ以上ある

①症状が出てから24時間以内にピークに達している
②発作が以前にも2回以上あった
③1カ所だけの関節に症状があらわれる
④関節が赤くなる
⑤足の親指の付け根の関節に痛み、腫れがある
⑥片側の足の親指の付け根に関節に発作があらわれる
⑦片側の足首の関節に発作が起こる
⑧痛風結節と疑われるコブがある
⑨高尿酸血症である(尿酸値が高い)
⑩関節が非対称的に腫れる
⑪発作が完全によくなる

この3つの検査法のうち、実際には、Aは、発作を起こしているときに患部に注射針を刺して関節液を採取し、調べることが難しい。

Bは、誰にでも痛風結節ができるとは限らない。
特に最初の発作のときにはできない場合が多い、ということから、一般的に診断の基準にはCが用いられています。

なお、Cは、一般の人向けに、項目や内容をもっと簡潔にして箇条書きにされる場合もあります。

Cの11項目の中で特に気をつけたいのは、④の「関節が赤くなる」で、痛風とリウマチを区別するために欠かせない項目です。

リウマチの場合、患部が痛風のように熱をもって赤く腫れ上がることがありません。

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現代の医療は専門化し、内科、外科という診療科目が病気ごとに細かく分けられるようになっています。
診療科目は、病院によって違うので、あらかじめ電話で確認しておくとよいでしょう。

痛風は内科にかかればいい?

痛風の発作はある日突然やってきます。
初めて発作に見舞われた人は、あまりの激痛にショックを受け、気が同点してしまうことも多いようです。

痛風発作の痛みのピークは24時間後で、やがて鈍痛に変わり、放っておいても1週間ほどで痛みはおさまります。
素人判断で勝手に患部をマッサージしたり、痛み止めの薬を飲んだりせず、直ちに病院に行くようにしましょう。

痛風の治療は、内科か整形外科で行います。
最近、大きな病院では、診療科目が専門化しており、リウマチ(膠原病)科や内分泌代謝科などを設けて痛風の専門医が治療にあたっているところが増えています。
まず、そういう痛風の専門医のいる病院を探し、そこで治療を受けることがベストです。

痛風の専門病院が分からない人は、まず整形外科か内科で診察を受けて下さい。
そこで、担当の医師の指示に従うとよいでしょう。
病状によっては、内科で治療を続けるようになることがあると思います。

まだ痛風発作はないものの、尿酸値が高いのではないかと心配な人は、内科を受診して、尿酸値の検査をしてもらうとよいでしょう。

検査の結果、高尿酸血症や痛風であることが分かれば、患者の痛風のタイプに応じた治療方針が立てられます。

治療は、痛風が治るまで必ず続けて下さい

ところが、しばらく通院して痛風の発作がおさまってしまうと、治ったと安心したのか、治療をやめてしまう人がいます。

痛風発作は一度起こると、適切な治療がなされなければ、時間を置いて必ず再発します。
その間、治療をしないで放っておくと尿酸が増え続けます。
痛風がひどくなって合併症を起こさないようにするためにも、医師の指示を守り、治療は続けて下さい。

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痛風という病気の基礎知識があれば、発作の激痛がおさまったからといって、「痛斧は治った」と考える人はいないでしょう。
痛風を放っておくと、やがてさまざまな合併症を招きます。

痛風結節には、痛みや炎症は起こらない

痛斧の発作が起こっても、長い間、治療をしないで法っておくと、尿酸がどんどん増え続けて、関節部分だけでなく皮下にもたまり、そこに尿酸の結晶のかたまりができてコブのようになることがあります。
これを痛風結節といいます。

痛風結節は、痛風になると必ずできるものではなく、あらわれない人の方が多いと言えます。

痛風結節ができても、そこに痛みや炎症は起こりませんが、結節が関節にできたときは、関節が変形して、自由に動かなくなることがあります。

痛風結節は、比較的体温の低い部位にできます。
最も多いのが手足の関節付近で、次いで皮下や耳などです。
また、腎臓などの臓器にあらわれることもあります。
痛風結節の形や大きさには個人差があり、くるみ大から、大きいものはリンゴ並みの大きさになることがあります。

結節が小さいうちは周囲の皮膚の色と見分けがつきません。
しかし結節が大きくなってくると皮膚が引っ張られて薄くなるので、皮下にたまった尿酸結晶が透けて見えることがあります。
また、非常に大きな痛風結節になると皮膚が裂け、おからのような尿酸結晶が出てくることがあります。

結節は、痛風発作が起きた患部の近くにできます。
足の親指の付け根にたびたび発作を起こす人は、その関節部に尿酸結晶がたまるので、盛り上がるように腫れ、痛風結節になります。

また、耳の場合は、耳のふち(耳介)にニキビを大きくしたような結節ができます。

痛風結節の多くは、痛風発作が何度も起きていながら適切な治療を行わず、放置していることが原因でできたものです。
一般的に、最初の発作が起きてから5~10年治療を受けずにいると、痛風結節になります。

体にコブができたときは、そのコブを調べ、尿酸結晶による痛風結節であれば、ただちに治療を始めなければなりません。
治療によって尿酸値が下がってくれば、結節は小さくなって消えていきます。

なお、痛風結節の治療法は●丸丸丸リンクで説明しております。

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